2018-12-07

発達障害を、個性に、強みに生きてきた chapter4

第四回

第三回

空気は読まないが、自分の正しさを通した

 

小学校は近所の市立の学校を「しりつよ」と言われ、

なんとか通ったものの、私立中学への進学に反対していた親を説得し、

ようやく手に入れた中学校生活。

 

だが、想い描いていた世界とはかけ離れていた。

 

クラスメイトは皆、勉強に忙しい。

話が合わず、まったく楽しくなかった。

 

そこで友香里は放送部の立ち上げメンバーとして入り、
高校生の先輩たちと交友を深めた。

その関係は、今でも旅行に行ったりするほどに続いている。

 

最悪なことは中学三年生の時に起きた。

 

思春期のころの子どもたちは、人間関係のトラブルが多い。

友香里のクラスも同様だった。

 

授業中に、誰かを仲間はずれにしようというメモが回ってきて、誰かが仲間はずれになる。

その子が戻ってきて、また誰かが仲間はずれになる。

そんなことが頻繁に起きていた。

 

友香里は、そんな人間関係に嫌気がさしてきた。

こんな時、通常、空気を読んで本音を出さずにその場をやり過ごす子が多い。

 

だが彼女の場合は、発達障害のなせる業なのか?

クラスメイトと一緒に過ごすことを断固、拒否した。

 

「あなたたちとは仲良くしたくない」。

 

代わりに、昼食や放課後は放送部の部室で高校の先輩と過ごした。

 

ただ、卒業旅行は、さすがに先輩たちは来られない。

行くのをやめようかと一瞬考えたが、それでは負けだと参加。

現地では違うクラスの子と過ごした。

 

クラスに好きだと思える子がいなかった。

いじめを繰り返すそんな子たちと仲良くしたら、自分が自分に胸を張れない、と考えたのだ。

 

後に大人になって悟った。

その学校は進学校で、彼らは相当、親の圧力を受けストレスを感じていたのだ。

 

良い成績を出さなきゃいけないプレッシャーからくるストレスを、いじめで晴らそうとしていた。

今も起きている子どものいじめの問題は、実は親、大人の態度が起因していることも多い。

 

そこに早く気づき、正すべきだと友香里は言う。

 

続く

 

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。