2018-11-30

発達障害を、個性に、強みに生きてきた chapter3

第三回

第二回

興味関心が移ろいやすい

 

奇妙な幼稚園時代を過ごすと友香里は無事、小学校に入学。

ますます、個性豊かな子へと成長するうち、こんな行動傾向も目立ち始めた。

 

興味関心が移ろいやすく、やるべきことを忘れてしまったり、
途中で投げ出してしまったり、または集中しすぎてしまうのだ。

 

ただ、彼女は自分の傾向を認識し、対処法を編み出していた。

 

ある朝、学校の自習で計算ドリルや漢字ドリルが配られた。

ドリルを開くとやりたくて仕方がない。

 

提出は学期末だ。

しかし、友香里はこう考えた。

 

「学期末になるともうやりたくなくなるかも・・・。だから今、やっておこう」

 

そして、その日の間にドリルのすべてを終わらせた。

 

このような行動は、締め切りが何日も先であっても同様だった。

 

興味がある間に手をつけておかないと、後にまったく関心がわかなくなって忘れてしまう。

 

読みたい本があれば、他にやるべきことがあっても、ひたすら読み続けてしまう。

 

クラスメイトに話しかけたくなったら、授業中でも立って縦横無尽に歩き出す。

 

先生に注意されると、友だちにわからないところを教えてあげているの、と言いのけた。

 

そんな彼女を怒る先生もいれば、ほめてくれる先生もいた。

勉強ができクラスメイトを先導していくリーダータイプでもあった友香里を、評価してくれていたのだ。

 

だから、全くストレスはなかった。

自由な校風であったせいか、多少、変わった行動は個性と捉えられ、学校は彼女にとって楽しい場所でしかなかった。

 

続く

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