2018-10-17

20代のころの夢、「死ぬほど寝たい」

りりこです。

初めまして。このコーナーでは、日々の出来事やら、過去の出来事やら、未来への夢など、なんでもありのプチコラムを、ちらっと書かせていただきます。

暇な方はどうぞ、暇つぶしに読んでやってください。

 

先日、銀座に出かけ、四丁目の交差点で信号待ちをしていたときのことでした。

ふと昔の記憶が蘇ってきました。

今から数十年前の20代半ば位のころ、銀座のジャズバーで週3~4回、夜、アルバイトをしていたときのことです。

 

昼間は小さな小さな出版社で働いていたのだけれど、給料は手取りで15万円くらい。一人暮らしで家賃と光熱費やらを払っていると大して残らず、買い物のし過ぎでカード返済も大変。そこで、アルバイトを始めたのです。

 

でも、若いとはいえ、体はきつかった・・・。

出版社の仕事は残業が多く、いつも帰りは11:00ごろ。

アルバイトがある日は、12:00過ぎ。

低血圧なので睡眠時間が短いと、きついのなんのって。

毎日、毎日、とにかく眠い。

時々、昼間の仕事が早く終わってバイトまで時間があると、山手線に乗って車内で寝ていました。山手線は一周するとちょうど一時間。新橋あたりで乗って、有楽町で降りるのです。そのころ、ICカードなぞというものはなく、改札口で切符を見せる仕組み。

降りるとき、駅員さんに「なんでこんなに降りるまで時間がかかっているんだ?」と、怪しまれたこともありました。寝ていたとも言えず適当にごまかしましたが。

このころの夢は、死ぬほど寝ることでした。

そして毎日、生きるのに精一杯・・・。

最近、都内で一人暮らしをしている20代半ばのデザイナーの子もそうつぶやいていた。

心の中で「がんばれ」とエールを送っておきました。

 

そんなある日、バイト先のジャズバーでゲストのジャズシンガーがある歌を歌ってくれました。

その曲は『Summertime』。

これを聴いて一気に眠気が覚めました。

かさついていた心になんだか、暖かいものが流れ込んでくる感じ。

もともとはオペラの子守歌の曲ですが、ビリー・ホリデイが歌ってヒットしたジャズのスタンダードです。

 

それからというもの、バイトに出るとこの曲をリクエストしていました。

だからバイトに行くのが楽しみになった。

 

この曲を聞いた夜は、ぐっすりと眠れて疲れがとれました。

時には癒され、時には明日への力が湧き、きっと人生を変えてやると鼓舞させてくれた一曲。

 

後にジャニス・ジョップリンが歌っているカバー曲にさらに魅せられ、いまだに、りりこズ・歌のコレクション第一位の座に君臨し続けております。

余談ですが、ジャニスが好きで好きで、真似して彼女の好きだったバーボンをよく飲んでいました。アルコール度数が50度近いオールドグランドダッド114とか。

おっさんか!?

 

そして、今、一緒にこのサイトを作っている三本夕子ちゃん、通称・みつもちゃんとのユニット名を『Summertime』と命名しました。

この曲のように、人を癒し、人に力を与えられる媒体を育てたい、そんな想いを込めました。

だから、媒体名はギリシャ語で癒しを意味する『katharsis』。

このサイトを読んだ夜は、ぐっすり眠れて、また今日もがんばれる・・・そう、思える人が一人でも増えたら、と願って。

 

 

文:りりこ

画:水口アツコ

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